大人の社会見学と称して、沖縄少年院を見学してきました。
中に入るときに、携帯電話、カメラ、タバコ等を預けます。意図的に渡さずとも、中で落としたらマズイですからね。
まず少年院の役目をスライドで紹介していただき、そのあと職能訓練の建物や体育館、運動場など見せていただきました。
沖縄の少年犯罪の特徴は全国平均と比較して初非行年齢が低く、その多くが飲酒。そして、全国的には窃盗は乗り物が一番多いそうなのですが、沖縄はお酒。妙なところで土地柄が出ています。
少年院から脱走を試みるものはほとんど居ないそうです。逆に、少年院から出たくないという者も居るそうで、なんとも考えさせられるものがあります。
非行少年を公正させる役目はしっかり果たしてるなと思いました。しかしながら、少年犯罪は「親」と「社会」の責任も大きく、少年院を出たあとのフォローがうまく出来ていないことが問題かと思います。
ちなみに、少年犯罪は総数では減少傾向、人口比では横ばいです。増えてはいません。メディアの煽りで治安が悪くなっているような印象を与えていますが、そういう「雰囲気」ではなく、しっかり実態を分析してひとつひとつ問題を解決していくことしか、世の中を良くする方法はないと思います。